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リーダーとはどんな人であるべきか<塩野七生『マキアヴェッリ語録』> [本棚]

一流になるには、と大上段に構えるつもりはありませんが、平均よりは優れたサラリーマンになるつもりがあるなら、基礎教養として読んでおくべき本がいくつかあるというのが私の意見です。

あくまでも目安ですが、東洋と西洋を組み合わせた場合、次のようなものです。

20歳から30歳位までには、『孫子』(日本では「孫子の兵法」)と塩野七生の『ローマ人の物語』。
30歳から40歳位までには、『論語』とユリウス・カエサルの『ガリア戦記』。
40歳を超えたら『韓非子』とニッコロ・マキアヴェッリの『君主論』。

これらは「どうあるべきか」と「どうしたらいいか」に答えてくれます。個人として頑張る要素、組織を運営するための要素。

20代では、自分をどう鍛えていくか、どう戦うかを学ぶといいように思います。孫子から始めるといいように思います。

30代では、先輩・上司に加え、同僚と部下・後輩との付き合いが生まれます。この時どうしたらいいのか。論語はこうした疑問に答えてくれます。

40歳を超える前後から組織運営を考えないといけなくなります。漠然と組織にとって必要なもの、不要なものを考えていたのでは組織の変革が間に合いません。明確なビジョンを持ち、それを実現するための道筋を考えていく。リーダーを支えるならマキアヴェッリがリーダーには何が必要かを説いています。勝てる組織を作るための要不要は韓非子が教えてくれます。

実際には年ごと、場面ごと、立場ごとの様々な本がありますし、個人の事情、立場によって参考になる本は違ってくると思いますが、偉人・先達の知恵は書籍という形ですぐにアクセスできますので、どんどん吸収して損はないと思います。

また、ビリオネアたちがどんな本を読んでいるかが話題になりますが、新しい本に加え、彼らも必ず名著と呼ばれる本に目を通しています。

今回読んだ塩野七生の『マキアヴェッリ語録』はフィレンツェ共和国の外交官、イタリア・ルネサンス期の政治思想家ニッコロ・マキアヴェッリの思想を著した代表的な発言(実際には書籍にある言葉)を集めたもの。

マキアヴェッリはレオナルド・ダ・ヴィンチやチェーザレ・ボルジア、ロレンツォ・デ・メディチと同時代人であり、分裂・混乱期にあったイタリアの統一を願って、強力なリーダーとはどんな人物か、その人物はどのような性質・能力を有していないといけないかを説いたのが『君主論』であり、『戦術論』や『政略論』です。

machiavelli-words.JPG
<本のデータ>
ISBN 978-4-1011-8106-6
「マキアヴェッリ語録」
塩野七生 (著)
<内容紹介、BOOKデータベースより>
「天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである」「いかなる手段もその目的にとって有効ならば正当化される」「人間は必要に迫られなければ善を行わない」…。浅薄な倫理や道徳を排し、ひたすら現実の社会のみを直視した、中世イタリアの思想家・マキアヴェッリ。「マキアヴェッリズム」という言葉で知られる彼の思想の真髄を、塩野七生が一冊にまとめた箴言集。

2017/06/20<晴>
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